抗FyaはDuffy血液型判定中の抗原に対する免疫抗体です。抗Fyaは通常IgGであり、検査の抗グロブリン試験で最も良く反応します。この抗体は、軽度ないし重度のHTRおよびHDNを起こすことが知られています。抗Fyaはまた、酵素処理赤血球とは反応性が低いか、全く反応性を示さないと考えられ、通常補体とは結合しません。
Duffy抗原を産生する遺伝子も、1番染色体上にあります。Duffy血液型判定は6種類の抗原を持ち、ISBTではグループ008に指定されています。Fya抗原はFY1または008．001と称され、FybはFY2または008．002と称されます。
KT用に2単位を見いだすには、（11）単位のD‐をスクリーニングする必要があると考えられます。米国黒人および白人のD‐群の98％以上がC‐およぴE‐でもあることから、D、C、E‐血球を見いだすことは容易だと考えられます。抗CDEを用いて全ての0型D‐ドナー単位のスクリーニングを通常行っているのであれば、Fyaについてスクリーニングすれば良いと考えられます。米国黒人の約90％と白人の34％がFy（aｰ)です。KTの血清中の抗Bから、患者のAB0血液型はA型であることがわかります。
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問題11．（11）の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか？
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