【考察】
CRは50年以上前に受けた輸血で抗体を持ったに違いありません。その抗体は尚、検出可能なレベルにあります。輸血された血液は確かに抗D力価を刺激するでしょう。C+やFy（a +）でなかったことは幸いでした。これらの抗体はすべて臨床的意義があります。例えば、抗Cは単独の（抗G？）よりも抗Dと一緒に大変頻繁に見られますが輸血反応や新生児溶血性疾患にかかり合っています。酵素処理血球はRh抗体により強く反応しますが、Duffy抗体とは全く反応しません。
抗C＋坑Dの最初の症例の一つは父方の訴訟にまで発展しました。すなわちその症例の母親の赤血球はC一（C陰性）、D−（D陰性）で父親の赤血球はC−、D＋であり、子供の赤血球はC−、D＋でありました。抗Cは何処から来たのでしょうか？
その母親であるMrs．Grosbyはボストンに住む白人の給血者で抗CD血清で検査されて陰性と判定されました。しかし抗D、抗Cの個々の血清では、陰性と判るまでこのミステリーは解き明かされることはありませんでした。彼女の赤血球はG抗原のみを含むものと仮定されました。そして彼女の表現型はrGrと書かれました。研究者のAllenとTippettは単独の抗体である抗Gを吸着し、溶出させるためにMrs．Grosbyの赤血球を使用することでr rとr’’rを除いた総ての表現型がG抗原を含むこと：実際に多くの抗C＋抗D抗体は抗Gであったことを示すことが出来ました。
Mollisonによって自然に抗Fyaを生じたたった一つの症例がかつて報告されました。杭Fyaはたいへん頻繁に出会うIg Gl抗体で結合した補体を活性化します。実際Issitによればこれらの抗体の約半数がC3に結合しています。抗Fyaは普通に出会う抗体で単独または応答性の良い他の抗体との組み合わせとしてしばしば見られます。
このケースの場合、依頼された4単位の追加の赤血球を見つけるために、白人の35％とアフリカ系アメリカ人の90％がFy（a一）であることから人種混合を考慮して（8）単位のr r赤血球をスクリーンする必要があります。セルフチエックの血清中に抗Bが含まれることで、CRがA型であることが確認されます。
問題8．（8）の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか？
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