【考察】
この少女は今までの10年間はほとんど不運でした。彼女は頻繁に輸血を必要とする状態であっただけでなく、抗体の産生も始まっていました。主治医は彼女自身の抗D産生から彼女を防ぐために毎回、免皮グロブリンと一緒に血小板輸血を行っていましたが、間違いがその過程の何れかで起こりました。現在、彼女は抗Dだけでなく抗Cと抗Eをも持っています。
彼女はr’rまたはr’’rからの赤血球輸血の間にC抗原及びE抗原に曝された可能性がありますが、恐らくD+の血小板輸血中に赤血球によってより感受的になったようです。C抗原はそれ自身の免疫原性は強くはありません。：C陰性の人は稀に単独の抗体として抗Cを産生しますが、一方抗Eは大変免疫原性が（5）、E抗原によって血清中に抗Eが見られることは珍しくはありません。
抗D、抗C、抗E（または抗CDE）は全てRh抗体です。テストから分かるように、これらの抗体はしばしば（6）のインキュベーションで反応します。もしあなたが37℃のインキュベーション後、テストを中止し、なおもう一つの抗体が存在したとすると、それを決して知ることはないでしょう。これは抗ヒトグロブリン試験の最初から最後までの各ステップを通して、テストを続けることが大変重要である理由だからです。これらの抗体は、遅延性輸血反応や新生児溶血性疾患にかかり合っています。これらはIg M形状が述べられていますが、通常、サブクラスがIg G1とIg G3の総てのIg G抗体です。これらの抗体は補体と拮合し（7）。：その理由は多分その抗原部位が赤血球膜上であまりにも遠く別々に離れているか、その抗原が膜表面からかなり離れていて活性化されたC4b 2aやC3bを付着させないか、抗体上のFC部のCH2ドメインがC1q分子を活性化するために適当に露出されないかです。これらの抗体は酵素処理赤血球に大変強く反応します。
今日、彼女用として2単位を見つけるために、我々は抗CDE試薬でD一の血液をスクリーンしなければなりません。多分（8）単位のみがテストされるのに必要でしょう。アフリカ系アメリカ人及び白人の両方の人口の中で約15％がRh陰性です。そして98％以上がr r（抗CDE陰性）です。
彼女の血活中に抗A．Bが存在することで、彼女がO型であることを確認します。
参考
R0:Dce, R1:DCe, R2:DcE, Rz:DCE, r:dce, r':dCe, r''dcE, ry:dCE
問題5．（5）の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか？
前へ戻る
最初に戻る