抗Eは、非常に多くの場合「自然発生」、すなわち赤血球刺激が知られていなくても存在するRh抗体（別名、Rh3またはrh b）です。妊婦において報告されている多くのものであっても、非免疫源から生じたものです。多くの場合、抗体は酵素処理血球とのみ反応することが報告されています。それが用量を示すことは知られていません。それはHDNおよびDTRを生じることが知られています。（10）の患者で抗Eを発見した場合、抗cを探すのが賢明であり、恐らく抗cがあることに留意しておいて下さい。
Rhポリペプチドは、炭水化物を全く持たないことが知られている唯一の血液型抗原です。その血清学的活性は、リン脂質の存在によって決まります。CcEe分子は417個アミノ酸のポリペプチドであり、それはDポリペプチドと同し長さです。それらはアミノ酸置換が36個異なるのみです。E／eの違いは、RHCE DNAにおける1個の塩基置換に関連するものです。得られるアミノ酸は、E抗原の場合はプロリンであり、e抗原の場合はアラニンです。
我々の患者に適合の2単位を見いだすことはほとんど不可能です。K＋k‐であるのは、白人供血者1000名中3名であり、そのうちの70％がE‐です。米国黒人では、約79％がE‐ですが、K2陰性供血者は非常に稀です。我々は、患者の兄弟から1単位を得ますが、その兄弟は（0rr，K＋k-)です。追加のE-、K＋k‐単位を見いだすには、我々は稀少供血者ファイルを調べる必要があります。SPの血清中の抗A，Bから、患者のAB0血液型が0型であることがわかります。
【参考文献】
1. Issitt PD. Applied blood Group Serology. 3rd Ed. Durham, NC: Montgomery Scientific Publications, 1995 : 219-277，389-307.
2. Mollison PL. Engelfriet CP, Contreras M. Blood Transfusion in Clinical Medicine. 8th Ed. Oxford: Blackwell Scientific Publications, l987 : 204-238，246-252.
3. Vengelen-Tyler V, ed. Technical Manual. 12th ed. Bethesda, MD: American Association of Blood Banks, 1996: 255-275，285-288.
問題10．（10）の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか？
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