s抗原は、RBC表面の上方に伸びる直鎖分子であるグリコフォリン（GPBまたはSGP‐B）上に位置しています。ここで、s特異性に必須の位置はスレオニンのある29番目です、s遺伝子はNNではＭMの2倍の頻度で生し、連鎖不均衡の古典的な例です。
　ＭFに対して2単位のD-、C‐s-のRBCを見いだすには、C抗原およびs抗原の0，D‐の棚で（9）単位をスクリーニングする必要があります。それらの単位について供血者から提供された時点で抗CDEのスクリーニングが行ってある場合には、抗sで陰性のものを調べるだけで良いです。S＋s‐であるのは米国黒人のわずか3％および白人の11％です。（Dは米国黒人の8％のみです。）MFの血清中の抗A,Bから患者のAB0血液型が0型であることがわかります。 

【参考文献】



1. Issitt PD. Applied blood Group Serology. 3rd Ed. Durham, NC: Montgomery Scientific Publications, 1995 : 219-277，316-374. 



2. Mollison PL.  Engelfriet CP, Contreras M. Blood Transfusion in Clinical Medicine. 9th Ed. Oxford: Blackwell Scientific Publications, l993 : 204-245，256-265. 



3. Vengelen-Tyler V, ed. Technical Manual. 12th ed. Bethesda, MD: American Association of Blood Banks, 1996: 255-275，278-285. 



４. Reid M, Lotnas-Francis C. The Blood Group Antigen Factsbook. London : Academic Press,  l997: 36-38，93-152.
問題9．（9）の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか？
　　　　　　　2〜20 20〜67 67〜134 　　　　　　　
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