他方、JGの血清中の基礎抗体である抗K1は臨床的に重大であり、HDNおよびDTRのいずれにおいても示唆されています。それは通常IgGであり、抗グロブリン試験で最も良く反応し、補体を活性化せず、酵素処理血球に対する反応は変動します。明日手術室でJGに対して可能性のある輸血用に使える2単位を見いだすには、K1は米国黒人のわずか3％および白人のわずか9％であることから、我々がスクリーニングする必要がある0，D＋型は、2〜3単位のみでしょう。抗Iが自己抗体である場合には、I陰性血液は必要では(10)と考えられます。しかし医師が、血液加温器を介しての輸血を希望するかもしれません。JGの血清における抗A、Bから、患者のAB0血液型は0型であることがわかります。
【参考文献】
1. Issitt PD. Applied blood Group Serology. 3rd Ed. Durham, NC: Montgomery Scientific Publications, 1985 : 192-202，289-307.
2. Mollison PL. Engelfriet CP, Contreras M. Blood Transfusion in Clinical Medicine. 8th Ed. Oxford: Blackwell Scientific Publications, l987 : 373-378.
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4. Storry JR, Mallory D. Misidentification of anti-Vel due to inappropriate use of prewarming and adsorption techniques. ' Immunohematology 1994 ; 10: 83-86.
問題10．（10）の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか？
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