【考察】
lot SK4‐012は、異型血漿製剤やO型赤血球を輸血したがために、DATは陽性、抗体スクリーニングでは陰性をしめします。自己血球は異形骨髄移植を受けた患者に由来します。この施設でこの事実に気づかないかも知れません、それがために調査が必要です。
ルーチン的に自己対照又はDATを行わない検査室では、恐らくこの検体で不一致は起こらないでしょう。表試験では抗一Bにより、ミックスフィールド様の反応を示します。このことは患者が異形の製剤を輸血されたか、あるいは異形の（６）を受けたことが疑われます。
もしさらに輸血が求められた場合、O型の移植を受けたB型の患者で（７）なら、B型特異性の血液製剤を選択することがこの患者にとって最適です。この場合、（８）型の赤血球とB型の血漿製剤を（（９）型血球が検出されなくなるまで）輸血用製剤として選ぶべきでしょう。
セルフチェック血清に抗一Aが存在することにより、（１０）型であることがわかります。
【参考文献】
1. Issitt PD. Applied blood Group Serology. 3rd Ed. Durham, NC: Montgomery Scientific
Publications, 1985 : 132-168.
2. Mollison PL. Engelfriet CP, Contreras M. Blood Transfusion in Clinical Medicine. 8th Ed.
Oxford: Blackwell Scientific Publications, l987 : 268-298.
3. Walker RH, ed: Technical Manual of the: Amerivan Assosiation of Blood Banks, 11th Ed,
Bethesda, MD: Amerivan Assosiation of Blood Banks, 1993, 203-220.
問題6．（6）の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか？
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