【考察】
　BPは明らかに最近の赤血球輸血のいずれかの際にK1抗原に曝されました。幸いにも抗原頻度は大変低く、また抗K1を有する人のために適合血液を見つけることは問題ではありません。今日我々は緊急に提供した2単位のO型陰性赤血球、両方ともK：一1（Kl陰性）で統計学上問題に直面しました。それはBPのABO血液型がmixed field〈混合型）に思われたからです。彼の総ての血球は抗B血清と凝集するが輸血された2単位のO型血球は「cloudy；曇り様」のバックグランドを起こしています。即ちそれらは抗Bで凝集されません。
　K1抗原は他の血球：血小板、リンパ球、単球、顆粒球上に存在しませんが、大変免疫原性が強く免疫応答を引き起こす能力ではD抗原に次いで結局2番目に強いと考えられています。Il25をラベルした抗体を使用して研究者は約3500の抗原サイトがK1K2血球上に、また約6100の抗原サイトがKlKl血球上に存在していることを見つけました。抗K1抗体の反応性は、通常使用した赤血球が酵素処理した赤血球か未処理の赤血球かどうかで変化せず、K1遺伝子量が単量か2倍量かでも変化しません。この著者は少なくとも酵素処理赤血球と反応しない2つの抗K1を経験しました。
　抗Klの多くの症例では補体を活性化する事が知られています。しかしin vitroでは溶血を証明しません。幾人かの研究者がLISS法での試験が生理食塩液法やアルブミン法よりも反応が弱くなる抗K1の症例を報告しました。ポリエチレングリコール法での反応はLISS法での反応よりも良いが生理食塩液法やアルブミン法よりも僅かに弱くなります。幾つかの報告書は抗K1はどちらかと言えばひどい輸血反応やしばしば重い新生児溶血性疾患となることを報告しています。
　今日、診療所でBP用のK：一1の血液2単位を見つけるためにはほとんどがK：一1であることから（１１）単位がスクリーンされる必要があります。白人の9％とアフリカ系アメリカ人の2％がK：lであり、11単位のうち1単位のみが不適合血液となります。BPの血清中に抗Aが存在することで（１２）型として確認されました。

問題11．（11）の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか？
　　　　　　　2 4 8 　　　　　　　
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