D抗原は、RBC膜を数回(l3〜l4回)横切るポリペプチド分子上にあります。そのN末端は脂質二重層に埋まっていますが、C末端は外側に向いた状態です。D抗原発現は、巨核球または赤血球系への関与が起こる以前でも、幹細胞分化において、非常に初期に明らかな形で現れます。
 我々のRBCはいずれも冷蔵庫中でD+とD-にすでに分けてあることから、本日XL向けにさらに2単位見いだすのに、スクリーニングを行う必要はありません。米国黒人では約l6.6%がrr、rr’、r’r’、rr”、r”r”、r’r”またはD‐であり、白人ではl5.9%がD‐です。梱からちょうど2単位のA,D‐を選ぴ、AB0型のチヱックおよぴ抗グロプリン試験を含む連合性試験を行、XL用にラペルを施します。患者の血清中の抗Bから、XLのAB0血液型が(8)型であることがわかります。

【参考文献】

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2.Mo11ison PL,Enge1friet CP,Contreras M.Blood transfusion in Clinical Medicine. 9th Ed. 

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3.Venge1en‐Tyler V.ed.Techncal Manual. 12th Ed. Bethesda,MD: American Association of

   Blood Banks, 1996: 255‐275.
問題8.(8)の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか?
       A B O AB        
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