【考察】
　あなたは以前にFLを診察したことがあるので、先んじて「r u l e−o u tパネル」を準備することは簡単です。彼が抗一Fy^aを有することを知っていて、彼が最後に輸血された時以降の他の抗体を産生していなかったことを今確かめねぱなりません。あなたは彼の血液検体が輸血検査室へ送られるや否やテストのために「r u l e一o u tパネル」と2単位のFy（a−b＋）をすぐに確保することができます。（緊急検査技師（EMT：Eｍergency Medical Technologist）は不規則抗体（IV：Inter Venous Solution＝unexpected antibodies）の検査を始めねばなりませんので、その時点で採血を行いました。）
　「r u l e−o u tパネル（参考＝0rganon Teknika社のBCA商品では、セルパネル16がこれに該当します。）」について何を話しているのかと言うと、先に実施したテストからこの患者がどんな抗体を有しているかを正確に知っていることから、最後の輸血以降に産生したと思われる他の抗体を見つけることが最も重要なことであります。時によっては日常使用されるパネルはうまく選択された血球を用いていて、どんな迫加血球もテストに必要としないかもしれません。しかし例えば2種類のK＝1（Kell陽性）血球ともFy（a＋）であるならば、これは抗原のタイピングシー卜を試験し、確認をするために良い機会であります。もしそうであるならば、少なくとも1本（私の場合は2本）はFy（a一）であるK：1血球を見つけることが必要となるでしょう。あなたはまた5一6本の総てのFy（a＋）血球をテストする必要はありません。通常この抗体を確認するのに2一3本で十分です。あなたが別に選択した血球を追加するためにいくつかのスペースを開放しています。 　抗一Fy^aは臨床上意義を有しています。遅発性溶血性輸血反応や新生児溶血性疾患の両方のケースに掛かり合っています。この抗体の約50％はin vitroで補体を活性化（３）でしょう；サブクラスは通常Ig G1です。酵素処理赤血球とは反応し（４）が、2倍のFy^a抗原をもつ血球としぱしば（５）反応します。

問題3．（3）の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか？

　　　　　　　する しない 　　　　　　　

前へ戻る　　　　　　　　　　　　　　　 最初に戻る