自己抗体検査(21）

ICA-IgG（膵島細胞質抗体）
ICA-CF（補体結合性膵島細胞質抗体）：
解説　　�@膵島細胞(islet cell)の細胞質成分に対する自己抗体を膵島細胞質抗体(islet
　　　　　cell antibody、ICA)というが、これは免疫グロプリンのIgGの属する抗体で
　　　　　ある。
　　　　　一方補体給合性膵島細胞質抗体(complement-fixing ICA、ICA-CF)とは、
　　　　　C3、C4、Clqなどの補体との結合能を有するICAである。
　　　　　測定はサル膵切片を用い、通常の間接蛍光抗体染色法を行うが、ICA-CFの
　　　　　場合はこれに補体を添加する点が異なる。
　　　　�AICA-IgGは�T型糖尿病(IDDM)のマーカーである。とくに急激に発症した
　　　　　�T型糖尿病の場合、その発症の1ヵ月以内では85％前後の陽性率が見られる。
　　　　　しかしこの陽性率はその後やや急激に減少し、半年後には約50％、2〜5年後
　　　　　には約25％、そして10年以内ではすべての症例で陰性になる。
　　　　�Bこれに対しICA一CFは�T型糖尿病の早期に、しばしばICAに先行して約40％
　　　　　の頻度で出現するが、その後短期間で陰性化する。このようにICA-CFの陽
　　　　　性率もやや低いが、一般にICAは膵ラ氏島の（7）細胞と特異的に反応する抗体
　　　　　と考えられており、したがって特異的な（7）細胞破壊マーカーであり、
　　　　　�T型糖尿病発症に関する自己抗体として注目されている。
　　　　　　　　　　　　　（臨床検査コンペジウム第8版B6版、ビー・エム・エル、1994、p207）

問題２０５．（7）の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか？

　　　　　　　A B C 　　　　　　　

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