自己抗体検査(6）
抗Sm抗体：
解 説 ①SLE患者であるSmith氏の血清から初めて見いだされた抗体で、非ヒストン
核蛋白に対する自己抗体の一種である。
②本抗体はSLE標識抗体といわれるほど特異性が高く、したがって本抗体陽性
のときに考えられる疾患はSLEか、SLEを合併するOverlap症候群である。
③ただし欠点としては検出率が低いことで、SLEならびにSLE合併のOverlap
症候群での陽性率は僅か30％、ないしそれ以下である。すなわち本抗体（5）
が、SLEの除外診断にはならないことに注意する。
（臨床検査コンペジウム第8版B6版、ビー・エム・エル、1994、p201）
問題１１１．（5）の中に入る言葉は次のうちどれでしょうか？
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